虹いろ図書館のひなとゆんのお話
本を一冊読み終えたのでご紹介したいと思います。
題名はこちら↓
「虹いろ図書館のひなとゆん」
あらすじ
友達がいない小学4年生のひなと、世界を旅してきたゆん。ずっと友達でいられると思った二人だったのだけれど……
以前にご紹介した「虹いろ図書館シリーズ第二弾になります。
著者は櫻井とりおさん。
第一弾はこちらから↓
「若女将は小学生!」の令丈ヒロ子さんの推薦作品になっております。
第一弾と違い、ゆんによって語られる小話がいくつも出てくる連作短編のような作風となっています。その都度新鮮な気持ちで読めて楽しかったです。
前作と同様の図書館が舞台なので、登場人物も見知った顔が多いです。
しかし、既に世界観が前作で完成している節があるので、「虹いろ図書館のへびおとこ」を先に読むことをオススメします。
読んだ印象としては、第一弾に比べるとややあっさりめ。
先程も書いたように連作短編のような作風なので、頭をその都度切り替えるのが苦手な方は作品に入っていけないかもしれません。
私もどちらかと言えば苦手なのですが、それでも小話一つ一つはそれぞれ読みやすかったです。
前作より図書館そのものの出番は少し減りましたが、相変わらず図書館で読書がしたくなるような描写の仕方は変わりません。
著者の櫻井とりおさんご自身も図書館に勤務されているとのことですが、作中に沢山の本が登場したりとご自身が本と図書館を好いていることが伝わってきます。
また、主人公の一人であるひなのお父さんは美容師で、ひな自身の髪型も頻繁に変化します。小さな見所だと思うので必見です。
第三弾も既に購入済みなので、これから読むのが楽しみです。